外観(基本編)

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【外観】
①清澄度と輝き
②色調・濃淡
③粘性
④その他の特徴
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①清澄度と輝き
 ・透明度と光の反射具合を確認する。
 ・基本は濁りなし/輝きあり。
 ・上記ではない場合に要因を考える。
  ⇒フィルター有無
  ⇒酸が低い(pH高い程、色素が安定し輝きが増す)
  ⇒ワインが酸化している
  ⇒赤は健全でも色素により濁る場合あり。

②色調・濃淡
 ・色調はブラインド検討のベースになるので最重要
 ・慣れるまでは以下の5分類で見るとよい。
 <白>
  ・透明に近いグリーン
  ・淡いイエロー
  ・濃いイエロー
  ・ゴールド or 褐色
   ⇒白の色調は酸化の程度により濃くなる
 <赤>
  ・透明度の高い赤
  ・光を通す赤

  ・光を通す濃い赤
  ・光を通さない黒に近い赤
 <赤(エッジ)>
  ・ピンク
  ・紫
  ・オレンジ
  ・特筆事項なし

③粘性
 ・粘性からはAlc度数と糖度(グリセリン)を見る。
 ・分かりやすい方法はレッグの縁の太さ。
  目安は以下のイメージです。(糖度がドライの場合)
   1.5mm以下ならばAlc.12.5%以下
   1.5mm以上ならばAlc.13.0%以上

④その他の特徴
 ・若いワインは炭酸ガスが残る場合あり
 ・濃淡から熟成度合い(酸化度合い)を見る。
  ⇒白であればイエローの濃さ(酸化度合い)
  ⇒赤であればオレンジのトーンの有無。
   (但し、ある程度品種を考慮しておく必要あり)

 ・品種固有の色調がないか確認。

  (ピノグリはピンク、甲州はグレーなど)

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【チェックリスト】

最低以下の情報が毎回取れるようになればOKです。

 ・清澄度・輝きは良好か?

 ・色調はどのグループに含まれるか?

 ・粘性から推察されるAlc.度数は?

 ・その他特徴はあるか?

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