ブルガリア


ブルガリア
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【プロフ】
バルカン半島
・北緯43~41度
・北限にドナウ川が通る
・ヨーグルトとバラ
・世界最古のワイン醸造・輸出国のひとつ
・旧社会主義国
・2000を越える土着品種
ギリシャ神話のディオニソス
 トラキア神話のザグレウスが起源(遊びと酒の神)
・食前酒:ラキア(蒸留酒)
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【歴史】

①7世紀
②14世紀
③1908年
④1944年
⑤1947年
⑥1968年
⑦1978年
⑧80年代
⑨1989年
⑩1991年
⑪1999年◆
⑫2007年◆
⑬現在
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ブルガリア王国建国
オスマン帝国支配下に入り下火に
オスマン帝国から独立 ワイン産業復活
ソ連の衛星国に
⑤VINPROMが設立 ワイン製造は国営化
   →ソ連圏市場向け 質より量 機械化
   →丘陵地から平原へ
⑥カリフォルニア大学ヴィティス校
    メイナード・アメリン教授が国際品種を広める
   →メルロやCSなど国際品種が普及。
⑦新ワイン法の制定◆
⑧英国市場でも成功。新世界ワインの台頭で衰退
社会主義体制崩壊
⑩民営化
テロワールの概念を導入したワイン法制定◆
EU加盟◆
⑬260を超えるワイナリー◆

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【気候風土】
・比較的温暖な大陸性気候と地中海性気候の境界
 ・多くの山脈がエーゲ海/アドリア海の影響を遮断
 ・西風が黒海の影響を最小限に
・同緯度のイタリア中部や フランス南部より涼しい
・気温は-25~40度まで振れる。
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【主要品種(白品種)】
①Rkatsiteli◆
②Muskat Otonel
③Red Misket ◆
④Dimiat ◆
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・栽培面積順
①:白栽培1位/ジョージア固有品種
②:主に東部で生産
③:主にローズヴァレー他で栽培◆
 :高品質な辛口白。酸が弱くブレンドされる。
 :シノニム⇒Misket Cherven
④:主にブルガリア全土で栽培
 :緑がかった麦わら色のワインに。
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【主要品種(黒品種)】
①Merlot
②CS
③Pamid
④Gamza
⑤Mavrud◆
⑥Melnik◆
⑦Rubin◆
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・栽培面積順
①:栽培面積国内1位◆
②:栽培面積国内2位
③:栽培面積国内3位
 :大量消費用のテーブルワイン品種。
 :シンプルで軽い赤。
④:東欧ではカダルカ。
 :北部ドナウ平原で多く栽培。
 :比較的酸が高くタンニンは少ない。
⑤:トラキアヴァレー西部原産◆
 :全体の2%の栽培。高品質の黒品種◆
⑥:ストゥルマヴァレーで定評がある◆
⑦:シラー×ネッビオーロの交配
⇒カリフォルニア技術者により国際品種多い。
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【ワイン法と品質分類】
・2007年よりEUのワイン法
・PDO:52←元はGDO、GCDO
・PGI:2(トラキアバレーとドナウ平原)80%占める
・Reserve:単一品種のみ/最低1年熟成
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【ワインの産地と特徴】
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【主要産地】
①北部
②東部
③中央部
④南部
⑤南西部
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①:ドナウ平原PGI◆
②:黒海沿岸PDO (リゾート地 )
③:旧ローズ・ヴァレー
④:トラキア・ヴァレー
⑤:ストゥルマ・ヴァレー
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①:ブルガリアでも最大ワイン産地(約3割)◆
 :熱く乾燥した夏を持つ大陸性気候。
 :火山性土壌。
 :死火山から成り立つ土壌でミネラル豊富
 :ボルドー系品種とGamza
②:白品種に定評。Dimiat、Muskat Otonel、Ch、SB
③:白品種:Red Misket、Rie、Ch
 :現在はトラキア・ヴァレーに取り込まれている
 :ダマスク・ローズの産地
④:東部:ボルドー系品種
    ・ポモリエ(沿岸部)
    ・ブラックサザンシー(沿岸部)
 :西部:Mavrudの原産地◆
 :南部:オーガニック栽培
    ・ハコスヴォ/スタンボロヴォのメルロ
    ・スタラ・ザゴラのCS
⑤:夏は高温で乾燥した大陸性気候。火山性土壌
 :赤品種…Melnik、CS、CF、M
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①:ボルドー系品種とGamza
②:Dimiat、Muskat Otonel、Ch/SB
③:Red Misket、Rie/Ch
④:Mavrudの原産地、CS/Mer、Pamid、Rubin
⑤:Melnik、CS/Mer
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