C.V.N.E.Contino Garnacha 2014 (機関誌178号)

以下の表現はソムリエ協会の機関誌*に
掲載されているプロが表現したコメントを
自分のフォーマットに写したものになります。
 *ソムリエ協会機関誌178号

プロの表現をなぞることで
自分との差分を認識して
成長の余地を探ろうとする意図です。

次に②のワイン(全4つ)。

 

 

②C.V.N.E.Contino Garnacha 2014
 Rioja, Spain
・小売価格5,500円(税別)
・土壌galets、clay
Alc.14.0%

 

②RIOJA(ALAVESA)、SPAIN
気候区分:大陸性気候(RegionⅢ)
標高  :300〜700m
土壌  :小石の多い粘土石灰質
降水量 :約300〜600mm
産地特性:海洋性から大陸性
     多様なマイクロクライメット。
     平坦地と丘陵地あり
醸造  :発酵前に低温漫漬
     天然発酵
     400〜500Lの仏樽で14カ月熟成

 

【外観】
・①と比べて色合いが濃い
・コアの部分に黒みを帯びる
・淵にかけてグラデーション

 

【香り】
・赤系と黒系フルーツが混じる
・わずかに火を入れたような
・リキュールのような甘いニュアンス
リコリススターアニス
 ⇒暑い気候環境を思わせるスパイス
・アルコールが高く、密度も高い
 ⇒日照量の強い産地
 ⇒①と決定的に違うのは動物的な香り
・リオハの個性である樽由来の
 樹皮っぽさも産地を導くヒントに。

 

【酸とAlc度数】
・酸の量はHIgh level。CrunchでRacy
 ⇒上質な酸が非常にエレガント
・口中に含んだ時の熱感
 ⇒アルコールのレベルが高い
・フルーツの熟度の高さ
・果実の凝縮感が高い
・樽のニュアンスも負けてなく上品
Alcのボリュームも強い

 

【タンニン】
・色合いに深み
・黒いフルーツや凝縮感を感じる。
・タンニンのレベルも高く含有量も多い
・厚さ硬さがある噛みごたえのある食感
・粒状の質感のタンニン
 ⇒成熟度も高く筋骨逞しいストラクチャ
・仏樽のエラジタンニンも感じられる
・甘苦い乾いたタンニン
 ⇒シナモンスティックを舐めたような。

 

【ボディとテクスチャ】
・赤いフルーツの完熟した柔和な食感
 ⇒グルナッシュの特徴?
・ボリュームの豊かさと力強さ
・タンニンの含有量も豊富
・甘く噛み締めるようなタンニン
 ⇒逞しい骨格に寄与
・疑縮した密度の高さ
 ⇒他のグルナッシュでは感じられない?
・充実し熟れたタンニン
 ⇒筋肉質なテクスチャー
  ⇒礫が混じる粘土石灰質の
   栄養豊富な土壌が由来

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