Famille Perrin Gigondas La Gille 2017 (機関誌178号)

以下の表現はソムリエ協会の機関誌*に
掲載されているプロが表現したコメントを
自分のフォーマットに写したものになります。
 *ソムリエ協会機関誌178号

プロの表現をなぞることで
自分との差分を認識して
成長の余地を探ろうとする意図です。

最後に④のワイン(全4つ)。

 

 

④Famille Perrin Gigondas La Gille 2017
 Gigondas Vallée du Rhóne,France
・小売価格4,500円(税別)
・土壌sandy
Alc.14.5%

 

④GIGONDAS、FRANCE
気候区分:大陸性気候(RegionⅢ)
標高  :600m。北西向き。
土壌  :砂質
降水量 :約400 mm〜
産地特性:モンミライユ山系の麓に位置
     ジゴンダス村のみがAOC
     場所によって土壌が異なる
     ⇒小石混じりの砂質~粘土
醸造  :フードルと小樽にて1年熟成

 

【外観】
・全体的には透き通っている
・エッジは紫がかった若々しい色調

 

【香り】
・スミレやラベンダー
・華々しい香水
・地中海ハーブ
・オレンジのコンフィ
・ジンジャーパウダー
・アロマティック
・リキュールのニュアンス
ガリーグ
 ⇒地中海性気候の南仏?
  ⇒シャトーヌフとの違いは
   ジゴンダスは標高が高い
   ⇒酸度が幾分か高く、
    黒より赤系フルーツが強い
    ⇒ガリーグが決め手に。

 

【酸とAlc度数】
・酸の量としてはmedium(+)
・ロ中に含んだ印象が①にかなり近い
 ⇒①よりも酸の量がより豊富。
・Elevatedacidity⇒?
・酸に伴ってGarrigue、Green Olive
 ⇒地中海を紡構とさせる要素
  ⇒Refreshing sensationをもたらす
・アルコールは①②③と同様に高い
・一方でエアリーでふわっと軽やか
 ⇒ほかの要素が出過ぎることなく、
  均整が取れている?

 

【タンニン】
・赤を基調とした色調
・①よりもわずかに色味は濃い
・一方できめ細かいパウダリーなタンニン
 ⇒アントシアニン類が多い?
  ⇒タンニン含有量は多くなく、
   タンニンの性質も細やかで軽やか
   ⇒細密で小気味の良さを与える。
・乾いた生木の触感を余韻に残す。
 ⇒割箸を口にくわえた時のような
・苦味を余韻に残すタンニンではなく、
 軽やかでフワリとした印象

 

【ボディとテクスチャ】
Alc.14%の充実感がコクを与える
・赤いフルーツやガリーグ
・スパイス
 ⇒多層的に重なり複雑な味わいに
・流れるような酸と
・きめ細かい級密なタンニン
 ⇒砂質土壌のグルナッシュのキャラクター
  ⇒エアリーな質感を味わいで与える
・フルボディで厚みがある味わいに
 砂質土壌特有の軽やかさが絡みあう
・緻密で繊細さも持ち合わせる。

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