魔のトライアングル(第1回/機関誌169号)

ソムリエ機関誌
169号(P.82-86)のメモ

 

●白品種
・シュナンブランCB
・グリューナヴェルトリーナGV
ピノグリPG
 ⇒ある程度成熟感が高い
 ⇒熟成感が現れると蜜のニュアンス


【シュナンブランの特徴】
・澱の香り(ない場合もあり)
・カリンの香り
・蜂蜜のニュアンス
・酸味が強い


【グリューナヴェルトリーナの特徴】
・Smaragdはフルーツの熟度が高い
・みずみずしい酸を感じる
Alcによるヴォリューム感
・高いレベルでバランスが取れている
・PGの熟度ならもっとアロマティックに
・CBの熟度ならもっと引き締まる
Alcの強さとボディ、ストラクチャは
 アルザスPGが近い。

 

ピノグリの特徴】
アルザスのPGはAlc高め
・racyな酸
・フェノール由来の苦み
ピノグリとピノグリージョは
 分けて考える。
 アルザスピノグリは熟度が高い。
 ピノグリージョは爽やかで酸度が高い
 色も淡めで嫌気的。
 ドイツは両方のスタイルあり。
・soft/round/mellowness/
 waxy/bitterness


●黒品種
・ジンファンデルZin
・メルロMer
・マルベックMal
 ⇒色調はやや濃い目
 ⇒タンニンはそこまで強くない
 ⇒フルーツも赤黒が入り混じる
 ⇒シラーやCSの酸とタンニンの
  はっきりした骨格に対して
  これらは酸もタンニンも穏やか。


【ジンファンデルの特徴】
アメリカンチェリー
・コーラ的なニュアンス
 ⇒コーラはぶどうジュースに
  スパイスを入れて煮詰めていた?
・粒の粒度がまばらで成長速度が違う
 収穫時にレーズン状になったものが混じる
  ⇒ドライフルーツの印象に
 フレッシュな適熟の粒も混じるため
 フレッシュさと完熟が両立する。
・樽の印象も感じ取れる。
 バニラやミルクチョコレートなど。

 

【メルロの特徴】
・きめ細かいタンニン
・香りの複雑さ
・凝縮感

 

【マルベックの特徴】
・活力や明るさのある酸味
 ⇒標高の高さによる酸味
・スミレやラベンダーのフローラル
 ⇒カオールとは異なる
  カオールはrustic
  (田舎臭い/伝統的/好気的)
・オーク由来ではないスパイシー
・外観の濃い紫の色調
 ⇒標高が高くアントシアニンが豊富
 

●英語表現を覚える

CB(169号/テイスティング比較考)
・aromaticでフルーツの熟度を感じる
 ピーチやネクタリン
・味わいはほのかにrich
・mellowなテクスチャーが
 残糖からもたらされる
・phenolicな苦みが現れて
 全体を引き締める
・香りがpeachyで苦みがあるのは
 アルバリーニョに近い
・PGなら外観にcopperな色合いを探す
・全体的にIntegrateされている
・酸度は高いけどRacyまではいかず
 液中に溶け込んでいる心地よい酸
・瑞々しさを感じるからSucculent
・mellowなテクスチャー

 

GV
・最後にPhenolicな苦みを感じる
・Semi-aromaticでFloral
ホワイトペッパーのような
 Pungentな雰囲気

 

PG
・racyな酸
・aromaticよりneutral
・全体的にtartな印象
citrus zestもある
・フルーツの香りもFreshをさらに
 酸っぱくしたtartな雰囲気

 

その他
・mixed berry
 ⇒赤黒フルーツの混合
 ⇒甘味と酸味を思わせるような香り
 ⇒Boysenberry

・chewy
 ⇒チューイングキャンディー
 ⇒租借を思わせるようなテクスチャ

・polished
 ⇒磨かれた
 ⇒タンニンに使う。
 ⇒角が取れて艶やかな様

・bright
 ⇒味わいに活力や明るさを感じる
 ⇒酸とともに使用することが多い

・fleshy
 ⇒肉厚で柔らかいものを
  かむようなテクスチャー
 ⇒今回はMalに使用

・rustic
 ⇒田舎臭い
 ⇒伝統的
 ⇒好気的