神の雫 表現技法の修得

まずは基本的な考え方を紹介します。
 
表現の基本的な考えは一言で言えば
ワインと表現対象の要素を結びつける作業
ということなります。

 

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手順としては次の3ステップです。

 ①ワインの要素を捉える
 ②表現の要素を決める
 ③要素を合わせて表現する

 

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①ワインの要素を捉える

まずワインのコメントである以上、
ワインを説明をする必要があるので
ワインに含まれる要素を取り出します。

この時、何のために表現するか
という根本的な目的に立ち返ると、
このワインを最も表している特徴や
このワインの最も勧めたいポイントを選び
キーエッセンスとして選ぶとよいです。

神の雫でも表現の目的は
以下のように言われているので、
まずは特徴を的確に捉える必要があります。

神の雫の表現目的
 1)このワインの素晴らしさを伝える事
 2)自身の記憶に深くとどめる事
  (30巻 299話 参照)

キーエッセンスを決めたら次に
ワインからなるべく多くの情報を取り
物語の肉付けをしていきます。

ポイントとしては、
以下の要素を抽出するとよいです。

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これで一通りの情報を取り終えたら
次の表現の要素に移ります。

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②表現の要素を決める

次にワインを何で表現するかを考えます。
表現対象はアーティストでも映画でも
人生観でもその国の特産品でも
森羅万象何でもよいかと思います。

が、テーマを決めないと発散するので、
何かしら決めておくとよい気がします。
元々、表現したいことがあればベストです。

また表現では先程のキーエッセンスがあると
受け手側も表現への納得感が増すので、
キーエッセンスを軸に立てると良い気がします。

参考に神の雫十二使徒の例を
下記しておきます。

使徒は人の人生を体現しているので
ご自身の使徒を考える際の参考に
使って下さい。

 第一の使徒 :イントロ
 第二の使徒 :誕生
 第三の使徒 :団欒の記憶
 第四の使徒 :初恋の思い出
 第五の使徒 :困難への挑戦
 第六の使徒 :苦悩と回顧
 第七の使徒 :慢心の自覚
 第八の使徒 :新たな出会い
 第九の使徒 :自己の称賛
 第十の使徒 :希望の発見
 第十一の使徒:終焉の承服
 第十二の使徒:魂の伝承

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③要素を合わせて表現する

最後に上記2つの共通要素を結び付けて
それらしく話す...という手順になります。

これは現在研究中のため
追って更新する予定です。

例として神の雫の事例を何個か
紹介しているのでまずはそれらを
参照したいただければと思います。

  ⇒神の雫の実例を見る