Project Garnachas de Espana Garnacha Fosca del Priorat 2017 (機関誌178号)

以下の表現はソムリエ協会の機関誌*に
掲載されているプロが表現したコメントを
自分のフォーマットに写したものになります。
 *ソムリエ協会機関誌178号

プロの表現をなぞることで
自分との差分を認識して
成長の余地を探ろうとする意図です。

③のワイン(全4つ)。

 

 

③Project Garnachas de Espana Garnacha
 Fosca del Priorat 2017
 Priorat, Spain
・小売価格2,700円(税別)
・土壌slate
Alc.15.0%

 

③PRIORAT、SPAIN
気候区分:大陸性気候(RegionⅣ)
標高  :100〜900m(このワインは310m)
土壌  :スレート(リコレリャ)
降水量 :4O0〜600mm
産地特性:夏が長く著く乾燥。
     寒暖差が激しい
     真夏は最大40度
     夜温が落ちる(10度以下)
醸造  :仏産小樽で10カ月

 

【外観】
・エッジはややオレンジ
 ⇒発展している印象

 

【香り】
・ノーズは抑制された控えめな印象
・一方で多層で複雑性もあり
・土っぽさ
 ⇒オールドワールドのワイン?
ビーフジャーキーのような干し肉
・茶葉っぽいニュアンス
 ⇒発展している?
・乾燥させたオレガノやタイム
 ⇒ドライハーブの雰囲気
  ⇒降雨量の少ない産地?
   ⇒水分が少ない乾燥した産地?
    ⇒ブリオラート?

 

【酸とAlc度数】
・酸の量としてはmedium(+)
・発展した微密でこなれた酸
・RusticよりもReminiscent⇒?
・かなり発展的で好気的な印象
・ドライオレンジやアールグレイ
 蒸らした後の茶葉の様な苦み
・アルコールの熱感はしっかりと感じる
 ⇒①のような印象ではなく、
  スパイス、アニマルキャラクター、
  ミネラルの要素を同時に感じる
  ⇒アルコール酸ともに突出した印象はない。
・すべての要素がこなれている
 ⇒熟成されている?

 

【タンニン】
・外観にグラデーション
 ⇒ワインが発展してきている
・存在感のあるタンニンが味わいの中心
 ⇒タンニンのレベルの高さ、
 ⇒含有量の多さと成熟度の高さ
  ⇒粘板岩土壌のタイトな生育環境由来?
・触感はまだ硬さや粗さを伴う
 ⇒グリップの効いたファームなタンニン
 ⇒堅固なストラクチャー

 

【ボディとテクスチャ】
・全体的に好気的な状態
 ⇒クラシック・リオハと迷わせる
  ⇒リコレリャが特徴的な味わいに寄与?
・力強い凝縮感とエネルギーに溢れる味わい
 ⇒雨が少ないエリアで
  地中深くの水分とミネラルを
  吸い上げている?
・強固で密度の高い
 ⇒完熟したフルーツのコク
 ⇒タンニンのグリップ

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